モチベーションが続きません。
どうすればやる気が沸き起こるのだろうか。
目標に向かって頑張っても、期待に添えるような実力もなく、
達成感を感じたことがありません。
意欲を出したいのに出せない。
頑張らなければいけないのに力が出ない。
こんな気持ちになってことってありませんか?
僕は、小さい頃からこのモチベーションというものに苦しめられてきました。
実は、
このモチベーションに関する悩みというのは、非常に多くの人が抱えています。
仕事、勉強、スポーツなど、何事にもモチベーションは必要で、
モチベーションは高い方が良いのだと、広く深く信じられているからですね。
しかし、本当にそうでしょうか?
答えは、誤りです。
モチベーションを上げる必要はありません。
上げても、人間である以上必ずモチベーションが下がってしまうからです。
そもそも、
1度上がったそのモチベーションを、
長く維持できる人は一体どれだけいるでしょうか?
本やWEBサイト、動画、セミナー、講座など、
人によっては、BGMや方角、人間関係など、環境を変えたりする事もあると思います。
そうすれば、一時的には”モチベーションは上がるでしょう。
ですが、おそらく9割が続かないはずです。
この上がり下がりを繰り返すのって、気持ち的にもすごく大変ですよね。
今回は、
モチベーションに踊らされずに生きていくために心を軌道修正の仕方をお話して行きたいと思います。
モチベーションに振り回されず、心が軽くなって気楽に
過ごすことが出来るようになりますので、是非最後までご覧ください。
強制的に上げてきたモチベーションの崩壊
僕自身、過去に新築を販売する営業マンをしていた時の話なんですけど、
税込み2000万前後の新築を、年間12件。
1か月に、1件の契約を決めなければ行けないノルマがありました。
当時は、
僕にとっては、周りから認められることが仕事のモチベーションだったので、
それを得るには、数をこなす以外にありませんでした。
前向きな思考を持ってきたつもりです。
だけど、根暗な性格で営業に向いていないことにも薄々気づいていました。
その中でも、一生懸命努力はするんですけど、
努力の方向性が間違っているのか、行動しても、全然成果が出ないんです
そして上司から科せられた目標が達成できないと、
直属の上司から「なんで1件すら取れないんだ!!!」と、
毎週月曜日の会議で怒鳴られ詰められ、
それを言われるストレスから、胃がキリキリしてしまいます。
「なんでこんなこともできないんだ,,,」
「営業向いてないじゃないか…」
打たれ強い性格ではなかったので、指摘されたことを重く受け止めてしまい、
この時には、モチベーションはだだ下がり状態です。
怒られるのがすごく嫌だったので、
車の中でGREEEENの「キセキ」を爆音でかけ、大熱唱し、
自分の好きな曲で、無理やりモチベーションを上げて、
月のほとんどを休まずやっていました。
だけど、毎月訪れるノルマによって、
モチベーションが激しく揺れ動き、継続して頑張ることができません。
さらには他人との比較で、周りがみんな頑張っているのに、
どうして自分はこうなのだろうと、自己嫌悪にさえもなってしまいます。
モチベーションが維持できない真の原因とは
それは、モチベーションが”メトロノーム”の原理と同じことを知らなかったのが原因です。
メトロノームとは、一定の間隔で音を刻み、
楽器を演奏あるいは練習する際にテンポを合わせるために使う音楽用具ですが、
振れ幅が激しいとすごい遅くなるけど、
振れ幅が小さいと。振れ幅小さい所でカチカチ速いテンポでなりますよね。
どういうことかと言うと、
モチベーションを上げるだけ、上げてしまうと、
振れ幅が大きくなってしまうので、
いずれかは下がるところまで、
とことんモチベーションが下がってしまうんです。
例えば、会社の成績とか、資格試験だったり、学校のテストで
高得点出した時って、その高得点があなたの基準になりませんか?
要は、その基準が高い状態だと
無理やりその基準を超えようと、モチベーション高く頑張ってしまいます。
振れ幅が大きい=高得点を目指すなので、
達成出来なかったときの、下がりようが尋常じゃないです。
だから、モチベーションが下がったことに苦しんだり、自己嫌悪になってしまいます。
じゃあどうすれば、
モチベーションに踊らされずに、生きて行けるのか。
モチベーションが気にならない心の軌道修正術
それは、自分の基準値を下げることです。
会社での成績とか、
今まで叩き出した最高成績を基準にしないことです。
もっというと、普段の実力が実力なんです。
スポーツでよく言われる言葉があります。
『練習でできないことは試合ではできない!』
例えば、100mを試合で10秒90で走ってそれが自己ベストだったとします。
けど、日々の練習でタイムレースの時は平均で11秒30だったとします。
この場合なら、11秒3という普段の練習のタイムが今の実力なんです。
自己ベストのは自分の中での理想論でしかない
ただ、10秒90を出せるって事は期待できます。
要は、出来る最大値が上がっただけなんです。
だから、最大値を上げるだけだなっていう考え方になってくる。
この思考法が非常に重要なんですね。
『練習でできないことは試合ではできない!』
この言い伝えを、営業マンに置き換えると、
練習とは何か?ということですね。
営業という仕事であれば、
営業シーンを想定して上でのロープレ。
目標件数が取れないのは、
ロープレをこなす数が少なかったかもしれないですし、
要因は様々あると思いますが、
今までの、年間の最高数字を基準にする事は辞めて、
直近半年の成績が今の実力であり、
そこが基準値にする事が心の軌道修正するポイントです。
ですが、この基準値をどうしても、
下げることができない人には”ある共通点”がありました。
それは、自分に期待してしまったり、相手に期待してしまう人です。
自分や相手に期待してしまっていると、
「もっといけるだろ」
「もっとできるだろ」
自分に対して期待していれば、
かなり落ち込んでしまうだろうし、
他人に期待してしまっていたら
ひどく叱ってしまうんですね、
だから、
誰に対しても期待しない、
自分にも期待しないことを徹底する
めっちゃ落ち込んでいるときとか、
めっちゃ辛い時を基準にするんです。
自分は物事が出来なくて当たり前って思うようにする。
スマホのゲームとかでも、
前にここクリアできてたんだから、クリア出来て当然だって思ってしまう。
そうじゃなくて、調子が良かっただけ
うまく行っていない時はこれが基準です。
テストで取った最高得点、それは自分の中での理想論でしかありません、
ただ、これを出せるって事は期待できるよね、
だから出来る最大値が上がっただけ。
その最大値を上げるだけだなっていう考え方になってくるという事です、
最大値を上げる為には、自分自身が成長をしていくことが必須となるので、
その為にはモチベーション関係なく、自分のコンフォートゾーンを広げて行くことです。
あくまでも、今回1番伝えたかったことは、
自分の基準値を下げて、最高成績を基準にしないことです。
これを意識する事で、
・「結果を出せない私はダメ人間なんだ」
・「行動しない私はダメ人間。」
・「挫折して、すぐに落ち込む私はダメな奴。」
こういった感情に陥りにくくなるので
普通に、モチベーションに踊らされず、一歩が踏み出せるようになります。
ぜひ試してみて下さい。
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