資格試験に落ちて、ショックを隠せません。
年に1回しか受けられない国家資格である宅建試験に2回連続落ち、そして今回も落ちてしまったのです。
仕事の休憩中も、家に帰って勉強し、寝る時間や趣味の時間を削って勉強しまくった。
やってきたことが全て水の泡のように思えてしまって、
人生どうでもよくなってしまいました。
きっと、この記事を見て頂いてる方の中にも、
将来が不安をきっかけに資格に挑戦したり、
自信が持てない自分を変えたかったり、
社会人やってるけど、キャリアアップして出世したい
上記の理由から「資格を取りたい!」と思ったことってあるのではないでしょうか。
僕も全く一緒でした。
ただ、どんなに努力しても受からないのです。
自分は馬鹿なんだと自己嫌悪に陥る毎日に、長らく苦しめられてきました。
資格を取るのって僕らの貴重な「時間」や「お金」を使う訳なので、決して無駄にはしたくないですよね。
そんな僕が、資格取得に掛けた計1,500時間と教材に計30万円を投資して、
・3年連続不合格
・大学4年でギリギリ合格し就職先で資格を実際に使って感じたこと
・会社を退職し、宅建を一切使わないフリーランス生活をしてみた感想
上記の資格取得までの流れ、資格を実践活用、資格に頼らない生き方をしてみた過程をお伝えしていきます。
今回の記事を最後まで読むと
将来の不安がなくなる
自分に自信が持てる
今の会社で出世できる
人生を豊かにする自己投資について学ぶことができます。
気になる方は、ぜひ最後まで見て行って下さい。
資格取得を目指し始めたきっかけ
それは、公務員を就職率が高いと言われていた、地元の大学である法学部に入り、
法学部で学ぶ内容が宅建の資格と被るということもあって、
多くの人が受験しているのを見て、僕も受けて見ようかなと思ったのが始まりです。
1回目は、記念受験同然でした。
よく行くTSUTAYAの本屋さんで、「どこでも宅建士 とらの巻」を1冊購入し、
試験日の1ヵ月前から、軽く読む程度で受験に挑んだので当然不合格でした。
50点満点中、10点台と
合格点の3分の2も満たなかったのを覚えています。
「チキショー!!」
なんか負けたくないという対抗心が湧き上がって来ました。
というのも、大学4年になれば就活もあるし、
これといって自慢できる特技、スキル、能力、趣味も何もなかったので、
何かしらアピールできる材料が必要だと思って、
大学在学中の資格取得を決心しました。
1年に1回だけ、毎年10月に行われ宅地建物取引士の試験ですが、
2回目の試験は、3ヶ月前から猛勉強しました。
毎朝5時に起きて勉強。
朝の9時から夕方の17時までアルバイト。
夜間の大学に通っていたので、
19時から21時まで講義で、帰宅が22時を過ぎて、
90分勉強して寝る。
こんな生活を3月間繰り返しました。
これでも、受かりません。合格まであと3点でした。
やけくそになりました。しばらく落ち込みました。
自分の力では限界があることを学び、
自己投資して合格目指すことを計画し始めます。
3回目の試験は、宅建合格率が高いと言われていた資格取得の「LEC」で、
通信講座を15万円で購入。
3回目の正直ということで、
今回は半年前から、コツコツ勉強をして行きました。
10年分の過去問を何十回も解き直したり、穴がが空くほど教材も読み返しました。
手ごたえも、正直かなりありました。
「これなら行ける」って確信し、自分を信じていました。
宅建はマークシートなので、合否判定自体は当日に確認できるんですね。
50点中、31点!!
過去の合格点からすると、正直厳しい点数でした。
ドキドキしながら待ち望んだ合否結果。
メールで送られてきた結果は、「不合格」の3文字。
さすがに、へこみました。
かなり落ち込みました。
「自分には、きっと無理なんだな。できないんだ」
「今回で諦めよう。」そう悟った瞬間でした。
当時の僕にとっては不安を解消できる、ひとつの選択肢だったので
そこに使ってきた労力への後悔と同時に、
頑張る目的を見失ってしまい、自己嫌悪になりました。
当時、ネガティブ思考で引きずるタイプだった僕は、しばらく無気力状態が続きました。
3ヵ月も経てば、ほとぼりも冷め、物事を冷静に考える様になり、
自分への無価値観が消えないまま、不安感と共に就活を始める訳なのですが、
合同説明会に行って、人を機械的に見るような人間ばかりに思えて苦しくなっていた時に、
この会社で働いてみたいな~と思わされる人事の方に出会いました。
偶然にも、住宅メーカーだったんですね。
新築住宅建築を行う会社で、営業職・設計士・インテリアコーディネーター・現場管理
全ての職を募集してました。
ただ、僕には技術面での知識・スキル・才能などひとカケラもなかったので、
営業志望にしましたが、「宅地建物取引士」が必要と言われました。
3回連続で落ちた例の宅建です。もう諦めていた資格です笑
ご縁あった会社で働きたい思いが強かったので、
一度は諦めましたが、
「社会人になれば、仕事に追われて資格どころではない。」
「やるしかないんだ!!!」
大学時代の集大成として、ラストチャレンジを決意しました。
3回目の同様のLECで通信講座に申し込み、勉強法もほぼほぼ変えませんでしたが
”簡単な問題を、いかに凡ミスせずに点数を取りにいくか”
このコンセプトで、半年もの間、死ぬもの狂いで勉強しました。
結果は合格点と同点で受かりました。
嬉しさよりも、とにかくホッとした気持ちの方が大きかったです。
”宅建”の必要性に疑問を感じた会社員時代
僕は内定を貰った会社で約3年ほど、新築戸建てを販売する営業マンをしていました。
その当時の会社は、自社所有の土地をお客様に販売することも行っていたので、
宅建士の資格を持つ者しかできない業務として
契約書の1部に重要事項説明書という書面の説明がある為、
支店に一人しか居なかった関係で、
僕が土地契約業務一式を任されます。
1ヵ月に、4件前後の土地契約の為に、
・契約書に記載する情報収集・入力
・書面を作成して製本
・上司や担当部署への確認作業
・お客さんに土地売買契約書の説明と、重要事項説明を行う
この作業でも、1件あたりの業務時間が3時間近くかかるので、
たった宅建士の有無、この”差”だけで、ひと月あたり12時間も労働時間が増えます。
それに対して、月の資格手当が1万円でした。
(僕が勤めていたのは300人程度の中小企業だったので、会社の規模が上がれば貰える手当も高い場合もあります。)
比較して見ると明瞭に分かってきますが、
月の労働が週5日残業なしの160時間、月収20万の場合→時給換算で1250円
↓宅建士の業務を4件分(12時間追加、月収1万円追加)
月の労働が週5日残業なしの172時間、月収21万の場合→時給換算で1220円
時給基準だと収入が下がる故に、業務時間は増えてしまうという悪循環だったのです。
ここで初めて、
費用対効果が悪い現実を目の当たりにしました。
僕のように、勉強時間を1500時間、勉強代合計15万円を投じた結果が、
・月1万円の資格手当
・月の残業時間が12時間増し
これであれは、リターンは少なすぎます。むしろマイナスです。
例え、1年で受かったとしても300~500時間の貴重な時間を失う訳です。
時間やお金を投じた量に対してリターンが少ない場合、
人生においては、むしろマイナスです。
僕自身の体験談として、
この宅建を持っていれば会社の人間から羨ましがられたり、
お客さんや、関係業者の方からは「宅建もっているんですね!」と言われて、
そこから話が進んで盛り上がったりだとか、
名刺にも資格の名前を掛けるので、
資格を取ったことが、ツールの1つとしての生かせていたのがメリットではありましたが。
自慢話をしたい訳ではありません。
ただただ、
周りから褒められ高揚感を得るのが、目的になってしまっていたことに気付いたのです。
そもそも、僕たちはなぜ資格取得を目指そうと思ったのでしょうか。
それは、
”将来、何があるか分からない”という不安を解消したい
スキルアップして、キャリアUPにつなげたい
収入面を上げていきたい、
経済的自立がしたい。
そういう所ではありませんか?
僕はそうだったんです。
僕自身の体験において、
資格取得をしたところで根本の解決には至りませんでした。
そうなってくると、転職してより条件の良い会社を探したりというお話にはなりますが、
今後の時代の流れにおいて、どのような行動をして行くことが、
自分の人生にとってベストな選択なのか。
それを、お伝えしていきます。
お金の必要性が無くなるこの社会で、僕たちがすべき選択とは
それは、信頼残高を貯められる場所にお金と時間を投じることです。
信頼残高というのは、世界でなんと、
3000万部も売れているという化け物級ベストセラー
スティーブン・コヴィー(著者)の『7つの習慣』という本に出てくる言葉で、
相手との信頼関係や自分の安心感を、銀行口座の残高に例えたものです。
今後は、資格を取得に費やしてきたお金や時間を、
相手との信頼残高に投じる方が、根本の悩みを解決する最短ルートなのです。
なぜかというと、インターネット普及がさらに加速し、AIの技術がさらに進歩して
これからの時代はお金の価値がどんどん下がり、
お金が必要のない状況が、作られて行くからです。
インフラがさらに充実していくんですね。
例えば、無料でWifiが使えるようになったり、衣食住が無料になったり、
そうなってしまえば、急激にお金の価値が目減りしてしまうので、
お金よりも、人と人との信頼関係や、繋がり度合いの方が、
重要度が高くなっていく訳です。
そもそも会社側にとっても資格取得の必要度がなくなります。
だからこそ、信頼残高を貯めながら、
自分が生きやすい居場所作りをこれからして行く方が、
自分にとっての人生をも、豊かにしてしまいます。
自分の居場所っていうのは、例えば
・①インターネット上のSNS(Twitter・Instagram・TIKTOK・YouTube)に作ったり
・②近所に住んでいる方とか、親戚と仲良くしたり
・③趣味や興味あることを通じて、オンラインサロンに入ってみる
僕自身、今やっていてお勧めなのが①です。
それこそ、資格取得についての悩みとか、想い・感情を外に出すだけで、
その言葉に共感してくれた方と繋がれるわけです。
コンプレックスとか、あんまり面と向かっては言えない様な本音の話ほど
すごく共感して貰えますし、何よりその人とは価値観が合っているので、
自分にとっても仲間同然な訳です。
人が集まってる所であればどこでも良きです。
アメーバブログでも、
基本全て無料ですし、自分に合いそうだな~って思った方が集まって来ますよ。
趣味の集まりとかも良いですよね。
バスケが好きだったら、近くにバスケットボールの同好会の集まりがないか探してみたり
ギターが好きであれば、音楽イベントとかスマホでつながれる音楽コラボアプリとかで出
会った友達同士でバンドをはじめると、それは「バンド仲間」になります。
人間関係における信頼残高の増やし方3選
実際に居場所づくりをして行くに当たって、
オススメの信頼残高の増やし方、3選をご紹介します。
①相手を理解すること
相手を理解しなければ、
あなたの言動が相手にとって「余計なお世話」となってしまい、
信頼残高が減ってしまうことがあるからです。
例えば、あなたが良かれと思って相手の仕事を手伝ったとしても、
相手は「自分でやり遂げたかったのに、なに余計なことしてくれてんだ」
そのように思うかもしれません。
また、待ち合わせに5分遅れることをあなたはなんとも思っていなかったとしても、
相手は「待ち合わせに遅れるなんて信じられない」と思うかもしれません。
相手のことを理解しなければ、信頼残高を減らしてしまうのです。
ですので、
相手がどんな価値観を持っているのかや、どんな考え方で生きているのか、
どんなことが不快に思うのかなど、相手を理解することが大切です。
②約束を守る
約束を守ることは、信頼残高の増加につながります。
一方、約束の大きさや内容に関係なく、
どんな約束であっても破れば信頼残高は減ります。
例えば、あなたが恋人や友人に対して「今度、北海道に旅行しよう」と
口約束したとしましょう。相手は期待するはず。
けれども、一向に旅行の計画を立てずに、
「もう少し落ち着いてから」なんて言い訳しようものなら、
相手はあなたに対して残念な気持ちになり、信頼残高が減ってしまいます。
「これくらいの約束なら守らなくても大丈夫だろう」という些細な意識から
起こってしまうかもしれません。
僕自身も、見栄を張って相手の話を肯定してしまったり、
話を盛り上げようとその場しのぎの対応をしそうになることもありました。
「出来ない約束はしない」ということ意識を常々、心がけていきましょう。
③「~つもり」で行動しないこと
3つ目も、信頼残高を増やせる効果ある方法です。
「知っているつもり」
「聞いているつもり」
「言ったつもり」
など、「つもり」で行動してしまうと、相手との間ですれ違いが起きてしまったり、
誤解を招く原因となります。
例えば、
あなたが自分の子供に対して、ごみを捨ててきて欲しいという意味で
「今日はゴミ出しの日だよ」と言ったとしましょう。
自分にとっては、子供に対して「ごみを捨ててきて」と言ったつもりでも、
子どもは「報告された」だけと判断して、ゴミ捨てに行ってくれない場合があります。
そんな些細なすれ違いから喧嘩が起きたり、
信頼関係にひびが入ったりしてしまうこともあります。
なので、「~つもり」で行動せずに、
自分の中で、理解できなかったことは、曖昧にせずに
信頼残高を上げる為にも、伝えたいことは具体的に伝えて、
すれ違いを起こさないようにしていきましょう。
以上が3つの方法になりました。
将来が不安であったり
自分に自信がなかったり
社会人やってるけど、キャリアアップをしたい。
こう悩んだときは、、信頼残高を増やせる居場所を増やすために、
時間やお金を投じて行きましょう!
今回のような体験記をどんどん載せて行きますので、
気になる記事がありましたら、ぜひ覗いて見てください。
下記にどんどん更新していきます。
【第1話】 自己啓発を学ぶのは「逃げ道」だった
【第2話】 自己啓発にお金を使って 達成感や高揚感を得るのでお金使いすぎて借金393万円と膨れ上がるばかり
【第3話】 血だらけの光景が、心の扉を完全に閉ざしました
【第4話】 世界一幸せな国フィジーで得た自分を変える教訓
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